シナリオ
1 小田島の家(昼)
小田島が帰ってくる。
郵便受けを確かめ、一通の封筒を手に取り、まじまじと見つめる
封筒には「警視庁○○警察署 刑事課」の文字
2 小田島の家(夜)
アパートメントの部屋の中、小田島が部屋に入ってきて押入れの中からたくさんの古いダンボールを貪り出す。その中からある一つの箱を取り出す。資料には「思想団体Z」という張り紙が貼ってある。宇宙人に対してのたくさんの資料が入っている。現在の政治家「自由の党」の「中山」、「創出の会」の「香川」の名前も書かれている。その中の1枚の写真に目が止まる。中山と香川と小田島父が仲良く写ってる写真。
ナレーション 俺は15年間軟禁されていた。行動は家の中だけに制限され唯一許されていたのは思想本や古典映画見ることだった。俺はちょくちょく軟禁されていた家の「おじさん」の財布からお金を盗み20歳の時に逃げ出した。町、森、公園、県境の標識…恐怖のあまり、何処をどう逃げたのか、気がついたら児童保護施設に保護されていた。
3 小田島の部屋
小田島、部屋の中で一人佇んでいる。神妙な顔つきで何かを考えている様子。
映画タイトル「胎動」
内容
シナリオでいうS1-3です。
ここから物語が動き始めます。
このシーンのテーマは「動く」です。
主人公小田島が動いたから物語が始まりました。キャメラも小田島の動きを追っていきます。
実生活と同様、ここで小田島が動かなかったら物語は始まってないわけです。
小田島が手紙を読んで動いた!
これが全ての始まりです!
役者 スタッフ
Actor
Masayosi Okayama (odajima)
Staff
Ryo Omura (Sound recording)
Teruki Kitazawa (Cinematographer、Director、Editor、Sound design、Color management)