今映像業界ではハードの進歩がめざましいですが個人的にこれから一番差がつくのはソフトの部分だと思っています。
要するに演技と演出とシナリオです。どのように世界観を作って、どのように演技をするのか?はたまたどのようにその部分を見せてくのか?と言うことです。
しかもこの分野はお金がかからないゆえ十分勝負できる部分でありむしろ一番差がつく部分だと思っています。
今作っている映画はまさにそこにフォーカスして作っていまして
例えば前半部分のシーンは緊張感があるシーンに仕上げているのですが問題はどのように緊張感を生み出すのか?
緊張感をどう出すかと言うのはいろいろやり方があると思いますが役者の演技を重要視するようにしました。
役者陣とともに具体的には余計な動きはしない、感情ではなく、動き、行動、体のあり方、などでシーンを作ってきました。
お陰様で素晴らしいシーンになってます。
今度は後半部分、そしてクライマックスのシーンになっていくわけです。
これらのシーンは前半のシーンとは変わってそれぞれの役者の個性だったりオリジナリティーの部分を前面に出し、なるべく自由にそれでいてハーモニーを醸し出せるようなシーン、
言ってみれば近代サッカーのように均整が取れていてしかも自由に演技をし、それが物語性とも噛み合ってるようなシーンになればと思っています。
限られた時間で何処まで行けるか、ですね。