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シナリオ
6 面会室ー>普通の古民家に幽閉されている風に変更
香川が浩二と面会室の窓を隔てて座っている。
香川「時間がないから要点だけ言う。シンジは来ない」
浩二「……そうか。」
香川 「中山が権威と力をつけてどんどん大きくなってきている。そして奴らの研究所からあいつらが逃げ出した。言うなら今だぞ、お前が、俺達がやってきたことを」
○小田島の家->潜入シーンで息子の小田島のシーンを入れようとしたがセンチメンタルになるので却下
小田島がお菓子を持って階段を降りてくる
同 面会室
浩二の顔が歪む
香川「俺が言ってもいい。」
浩二 「……シンジが自分で判断すればいい」
○小田島の家ー>消去シーン
小田島が金子と映画を見ている
同 面会室
香川 「いいのか?それで?」
浩二 頷く。
香川 「わかった」
出て行こうとする香川
浩二「一言だけ伝えといてくれ」
香川振り返る
浩二「見たいものだけを見るな、と」
香川「ああ」
香川、その場をさる
撮影日のエピソードなどを書いた記事
このシーンで気をつけた事。(去年の3月に撮影)
緊張感のあるシーンをどう作り出したら良いのか
よくこういうシーンだと鉄格子の中に捕らえられて看守に監視されて、、という風になりがちだがそれをやめました。
日常の地続きみたいな感じで幽閉されてる方が、より終わりがなき感が出ると思い場所は古民家にしました。
緊張感はやはり演技と演出で創作すべきと思い、役者さん達と相談しながら作っていきました。
香川はとにかく動く人物である、という思いがあり歩くシーンと動作を強調するようなシーンを多めに入れ、セリフ
は棒読み、仕草はミニマム、香川と小田島がお互いが通じてる、感は振る舞いを同調させたりする事で創作していきました。
役者陣は良く応えてくれてお芝居をしてくれています。
最後の顔のアップのシーンはまだどうするか、試行錯誤中です。
アップにする事だけが強調することではないですよね。
隠す事で強調することもできますよね。
これは鷲田清一氏の「モードの迷宮」を読んだ時に府に落ちたことですが隠す事は強調する事でもあるので
もしかしたら声だけにするかもしれません。
このシーンに参加してくれた皆様お疲れ様でした。
Staff and Cast
Actor
Shinjiro Motooka(Toshio Kagawa)
Akiji(Koji Odajima)
Staff
Daiki Otomo(Cinematographer)
Yusuke Mikado(Recording)
Tatsuya Sho(Assistant director)
Teruki Kitazawa(Director,Article)