胎動 S0 仮編集

Contents

シナリオ

0 車の中(夜)
香川が運転席に乗って駐車している。君塚が助手席に座っている。車の前に突然坂本が現れる。君塚が助手車から後部座席に移動する。坂本が助手席に乗り込む。
香川「緊急事態か?なるべく会わないほうがいいんじゃないか?」
坂本「実験ロボットが逃げ出した」
聡子、身を乗り出す。
香川「例の?」
坂本「ああ」
香川「……共存どころでなくなるということか」
坂本「地球そのものがなくなる可能性がある。」
香川「あなたたちのテクノロジーを持ってしても制御できない?」
坂本「予想できない。また進展があったら伝える」
坂本、突然消える。その後君塚が助手席に乗り込む。
聡子「ちょっとやばいですね」
香川「ああ、ちょっとどころじゃないけどな」
車走り出す。

Live film Pj の第2作目の作品、撮影済みの所をシーン0から仮編集(仮に編集してシーンを繋げていくこと)を始めました。

第2作目の作品は第1作目の続きの作品で。
勿論1作1作でも楽しめるようにもなってます。

あらすじ 説明

「宇宙人が普通に地球に存在する世界。その存在は限られた地球人にしか知られていない。地球を自分達のものにしようとする宇宙人とその高度なテクノロジーに目をつけ利用しようとする人類。地球人と宇宙人が普通に存在する世界を描く群像ドラマ。」

宇宙人から見た地球を描きたい。

私達はこの地球に生まれてこの地球で死んでいくのであるが、今地球人として人々がやっている行いを果たして宇宙人はどうながめているのか?というのが背景には流れている。

この企画の趣旨は映画作り、物作りの価値を共有して発展していく試みなので
ロケ地、配役、撮影、演出etcなど気にかけた事を共有していきます。

履歴を辿ると去年の7/21日にこのシーンは撮影。

カット割り(カットを割って撮影して後で映像を繋げる)をどうするか?

予めカット割りをして撮っていくやり方もあるし現場で役者さんの演技を見ながらカットを割る方法、など色々あると思うのですが模索しながら自分なりのスタイルを作っている感じ。


映画学校時代は役者の演技からカットを割ってたが役者の演技がメインの場合は良いが画面に映ってる全てが重要なのでないか、とも思ってるので色々試してみている。
このシーンの場合は2カットで、短いシーンなので止めずに最後まで演じてもらってキャメラの場所を変えてもう一度最初から演じてもらい、後から編集で繋ぎ合せた。

会話の中でカットを刻んで行く事も出来たと思うが、シーン全体の中で画がコロコロ切り替わると流れが途切れてしまうのではないかと思い、このシーンは車の中と外から中の2カットにしてみる。

自分の映画に対する考えと予算的なものもあり、エフェクトは最小限、という思いがあり、坂本が消えるシーンは役者さんに協力してもらってフリーズしてもらって繋げた。コレは観たら面白い。

キャメラをどこに置くか?

キャメラを何処に置くかは面白い所でもありますがいつも悩ましい。
車の中のシーンのキャメラの置き場所ですがこれは多分もうちょっと後ろでフレームをもうちょっと狭くするのが一般的な画なような気がするが、これだと坂本が出て来た時に今より下から煽る感は無くなるわけでそういう観点で言うとここでもおっけーだったのかな、とも思っている。

編集

編集で悩んだのは何処でキャメラの位置が車内から車外(車外から中)に変わるか、という事ですが。

結論、物語の内容から決めました。
「宇宙人が逃げ出した」と坂本から香川が聞いた後にキャメラも動きました。

演出

シンプルな演技を話し合いながら心がけてもらった感じですが、やはりシンプルな演技(役者さんの虚栄心から産まれる演技を極力やめる)だと御客さん、見てる方は素直に作品の内容に入っていけると思ってます。
そうする事で役者さんの存在が逆に際立ってくると感じたのは発見。

役者 スタッフ

Actor

Shinjirou Motooka (Kagawa)
Yuriko (kimijima)
Kai (Sakamoto)

Staff

Tatuya Shou (Sound recording)
Teruki Kitazawa (Cinematographer、Director、Editor、Sound design、Color management)

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