胎動s7−9(仮編集)政治家グループシーン 

シナリオ

7 壇上

中山の顔だけ浮かび上がっている。中山が壇上で演説をしている。

中山 「世界を見渡して見て下さい。未だ嘗て戦争や争いが地球上で途切れたことがあったでしょうか?核の脅威にも常にさらされています。戦争や争いは人類にとって必要悪だと考えます。人類は争いをせざるを得ない人種なのです。

 この激動の世界を日本はどのように生き残っていけば良いのでしょうか?世界が緊急事態の今、日本だけ鎖国のような武器小国ではいけない。自国を守り、諸外国の危機に積極的に関与しなければ日本は世界の流れから取り残されてしまいます!

 いつの時代も戦争は文明を推し進めてきました。それは科学文明を推し進める唯一の方法であります!

 自衛力を強化して科学文明に寄与する道こそ日本が進むべき唯一の道ではないでしょうか!」

壇上から降りる中山

8 外

中山が鼻歌を歌いながら楽しそうに歩いている。

9 会議室 

畑中が書類を整理している。事務的書類とともに読みかけの雑誌を脇に置いたりしている。一つの書類を取り出して

畑中「AI,Ai・・か。」

村瀬が入ってコーヒーを飲む準備をする。

畑中、村瀬が入ってきたのを意識しながら作業を続けている。

畑中「科学技術戦略の重点事項項目の中のAIの位置づけ諸外国から比べてやはり大きく後れを取ってますね。」

村瀬「情報、環境、サイエンス、AI、大きく分けて推進分野と最重要項目とに分かれてるやつでしょ。」

畑中「ええ」

村瀬「どの分野も共通。破壊的イノベーションが進んでスピードがすごく速くなってる。」

畑中「ナノテクノロジー分野もなんかも。計画から実行まで要するにスピード感ですよね。」

コーヒーを持って入ってくる

村瀬「戦後の経済発展にあぐらをかいたつけよ」

畑中「ええ」

 コーヒーを持って自分の席に座る

村瀬「プロダクトイノベーションとプロセスイノベーションに分けた場合日本は欧米先進国の中で15カ国中14位、プロセスイノベーションは」

畑中「15カ国中11位、今日の先進諸国ではプロダクト・イノベーションの重要度が高い。」

コーヒーを一口飲み

村瀬「新興国は賃金が安いから外国の企業を呼び込めるのが強みよね。

それに消費者の需要が多様化してるから新たなサービスを次々と打ち出すイノベーションが求められてるわ」

畑中「横断とスピード」

村瀬「既成の概念の崩壊、中山は秘密兵器があると言ってたけど。。。」

畑中「噂では色々聞いてます。そんなおとぎ話のような話が早々。」

村瀬「狸親父だからわかんないわよ」

畑中 「(笑い)演説も狸でしたけどね。」

村瀬 「(笑い)」

とまたお菓子をおいしそうに食べ銘柄を確認している。とそこに中山が口笛を吹き新聞を片手に入ってくる。

中山 「グッッドモーニングエブリワン?」

畑中、苦笑いして

畑中 「丁度今中山さんの噂話をしていたんですよ。」

中山 「どうせ悪口っしょ」

ニヤニヤしながら

村瀬 「演説だよ」

中山 「ああ、今の時代なあなあに言ってもね、支持してもらえないし。はっきり主張しないと。力と権威をつけたものが勝つ世のなかでしょ。力だよ力。そのお菓子美味しそうですね」

中山、村瀬のお菓子を欲しがる

畑中 「順調にきてますね、ここまでは。」

中山 「未だ未だ油断出来ないぞ。」

村瀬 「対抗勢力は……」

中山 「創出の会」

畑中 「香川のところですか?」

村瀬、お菓子に手を出し

村瀬 「毎度毎度面倒なやっちゃなー」

畑中 「周辺あらいますか?」

中山、週刊誌をチラッと見て

中山 「女……だな。」

村瀬「はい」

宣材写真(このシーンから映画後半になるので写真のみです)

メーキング(演出 演技 編集など)

物語

宇宙人が持っているテクノロジーを利用しようとする急進派、中山率いる政治家グループのシーン。

穏健派の香川率いる創出の会と敵対している。

演出 演技 配役 など

 皆さんは怖い人と言うとどういう人を思い浮かべますか?

強面の、いかにも、という感じの方が怖い人、というイメージですかね。悪役、と言ったらいかにも悪い人相の人が悪人だと思っていますよね。

果たしてそうでしょうか?

自分の感覚だと、そして実際何人か本当に怖い人のような方にもあった印象ですと「エッ本当にこんな感じの良さそう

な優しそうな方が」という事が少なからずあり、党首の配役は悩みましたが実際うまく言ってるかどうかは観た皆さん

が判断してくれれば、と思ってます。

 演出において注意しているのは、どうしても「やってやろう、とか。うまく演じよう」と思ってしまうのが役者なの

で役者さん達の自意識をどう拭って、本来持っているニュートラルで素で魅力的な状態をどう創出していくか、という事。

 そしてこのシーンで気を付けたのは動きとスピード感。

映画の場合は役者の演技でもそれが出来るし(例えば台詞とセリフの間を詰めるとか感情をなるべく入れないでセリフ

を言うとか)編集でもなるべくカットを刻み、動きを小刻みに入れていく、みたいな事が出来そうだ、と言う事で

色々やってみてるシーンでもある。

このシーンまでで約20分でした。

とにかく自分は現場が一番楽しい。
出演陣とスタッフとああだこうだ言いながら作っていく自由でクリエイティブな場がもっと欲しい。

またそう言う場が今ほど社会で必要とされている時代はないと思う。

関連記事(1年前に撮影してました)

Cast Staff

Cast
Bunjyo Tsuji (Nakayama)
Rica Kurosawa (Murase)
Yonetaro Shimizu (Hatanaka)

Staff
Shuhei Sugimoto ( Assistant director)
Akihito Kawasaki (Sound Recording)
Teruki Kitazawa(Cinematographer,Director,Editor,Article)

Takaaki Tamagawa (Special Thanks)
Gou Takahashi (Special Thanks)
Tsutomu Kuno (Special Thanks)

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